女攻め表記戦争

戦争じゃなくて、小競り合いだけど

B子「なあ、S子。この前あんたが書いたアレ、
   逆アナ〇じゃなくて、女が普通にチン〇突っ込まれてるじゃないか!
   それは女攻めじゃないから、女攻め表記を使わないほうがいいよ」

S子「そんなこと言われても、私は夢小説を書いてた頃から
   ずっとこういう創作で女攻め表記を使ってきたし…。
   そっちこそ、逆ア〇ルにこだわるなら、逆〇ナルって書けばよくない?
   なんで女攻め表記を使うの?」

B子「いやいや、そっちこそ、ただの精神的な優位で、女が挿れられるなら
   女性優位とか、逆レ〇プって書けばいいじゃないか。
   攻め=挿入する側、が女性向け界隈の常識だ。今更変えられないよ」

S子「女性向け界隈じゃなくて、BL界隈の常識でしょ?
   女攻めは男女CPだから、受け攻めの判断基準が違うの。
   男性向け同人界隈の『男性受け』だって、挿入が基準じゃないのよ」

B子「いいや。挿入で判断したほうがわかりやすくて、はっきりするんだよ。
   精神的に~、なんて言われても、基準が曖昧だろ?
   大体、それじゃ誘い受け・襲い受けと何が違うんだよ」

S子「女攻めは『女性』が攻めであることが重要なのに、
   誘い受け・襲い受けなんて書いたら、『女性』の要素が消えるし、
   BLだと思われるのがオチよ。
   男女CP・NLでは積極性や精神的優位で受け攻めが決まるの」

B子「だから、なんでS子は女性優位・女性上位・逆レ〇プなどの言葉を使わないの?
   女攻め表記を使う必要ないじゃん」

S子「それを言うなら、B子こそ、逆ア〇ルしか認めないなら、
   逆ア〇ルって言葉をそのまま使えばいいわ。
   女攻め表記を使う必要、ないじゃない」

B子「いや、違うんだよ。逆ア〇ルは男性向け界隈でもよく使う表記だから、
   それを使ったら、男性向けの作品とすみ分けできないじゃん。
   女性向け用の表記として、女攻め表記を使いたいんだ」

S子「女性優位・女性上位・逆〇イプだって、
   色んな界隈でさんざん使われている言葉だし、
   私だって、女性向け用の表記として、女攻め表記を使いたいわ」

B子「とにかく女攻め表記は私のモノだ。逆レ好き・BDSM好きのS子は使うな!」
S子「何を言うの! 女攻め表記は私のモノよ。
   B子こそさっさとBLの巣へ帰りなさい!」

女攻め表記君「喧嘩はやめて! ぼ、僕のために争わないで。
(うぅ……少し前は、誰も僕に見向きしなかったのに、
 いきなり複数の女の子に取り合いされるなんて、ぼ、僕はどうすれば……)

あ、あの……僕の体は、じ、自由に使っていいから……。
ふ、2人とも、なかよく使ってください。お願いします」

B子・S子「…………」
B子「私もできればなかよくS子と一緒に使いたいけど、
   それじゃ棲み分けできなくて、私が地雷を喰らうんだよな。
   女キャラが挿入されるの、地雷なんだよ……」

S子「じゃあ、そういう場合、私が責任もってちゃんと
   挿入ありって注意書きを書いておくから、それでいい?」

B子「ああ……頼むよ。あっ、じゃあ、私の方も
   逆ア〇ルやふたなりって言葉を書いておいた方がいい?」

S子「あー、それは大丈夫。
   私にとって、肉体的なことは大事じゃないの。
   ちゃんと精神的に女が男を支配していて、
   絶対的な主従関係を築いていれば、
   逆ア〇ルでもなんでもおいしくいただくよ」

N子「あっ、ちょ、ちょっと待って?
   S子が大丈夫でも、私は大丈夫じゃない……」

B子「ん? N子か。どういうこと?」
N子「私は、ソフトな女攻めが好きで、
   痛そうなのと、お尻を責めるのは、苦手だから、
   逆アナ〇やふたなり要素があるなら、書いておいてくれると、助かる」

B子「そっか。N子のようなタイプもいるんだな」
S子「つまり、女への挿入、逆アナ〇、ふたなりなどの要素がある場合、
   ちゃんと注意書きすれば、これからは
   3人なかよく女攻め表記が使えるってことね」

M子「あの……私も女攻めが好きで、
   女攻め表記を使いたいんですけど、まぜていいですか?」

B子「ああ、もちろん。ちなみに、あんたは
   どんな女攻めが好きなんだい?」

M子「私が好きなのは……たとえば、
   いつもはヒロインに振り回されてる男性キャラが
   夜には本気出すのがすごく萌えます~♡」

N子「わかるわかる! 女の子が頑張って男の子を攻めて、
   後半は男側が形勢逆転して攻め立てる系の作品、萌えますよね~!」

女攻め表記君「え、えっと、男側が攻めるのは僕の担当外なんです……。
       リバ君や逆転あり君も呼んでこないと……」

B子・S子「N子!! M子!!!
N子・M子「っ!?
B子・S子「逆転はあってもいいが、
      逆転ありなら、
      逆転ありって書いておけ!!!!!
      わかったな! 約束だぞ!!
      絶対だぞ!!!

N子・M子「は、はいぃぃ!」
S子「……ふぅ……。
   もちろん。ハードなSMプレイ女攻めを含む場合、
   私もN子・M子のために、注意書きしておくよ」

B子「ホモ要素や女体化がある時も、書いとくわ」


こうして、4人は女攻め表記君を一緒に仲良く使いました。
おしまい。



要は、女攻め表記はみんなの肉便器だから、みんなで使おう。
好みの分かれる要素は書いとけば問題無しw ってことが言いたい。
細かい要素以外、一番の問題の「逆転」に関しては
逆転容認派と、逆転絶許派と、逆転推奨派がある。
特に、逆転推奨派と逆転絶許派の間には
未来永劫分かり合えない大きな溝があるから
逆転ありの場合は絶対に、絶対に注意書きしてほしい!!
それが私の心の叫びだ。

あ、上の茶番の会話、細かいことは気にしないでください。
たとえば、逆A至上派の人も全員BLが好きなわけじゃないですしw


おまけ
「(女の)誘い受け」と「女攻め」の違い
誘い受け:積極的に誘うが、行為時は受け身。例:積極的なマゾ。
女攻め:行為時は能動的。もしくはペギング。
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台湾人の女攻め厨ゲームヲタクです。
日本語の練習を兼ねて
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